読書感想画に選んだ題材は「ガリバー旅行記」。 ずいぶん前に3年生に描かせたことがあった。 今回は4年生に指導。 指導の手順はおおまかにこうだ。 ①子ども向けのガリバー旅行記を読み聞かせさせる。 ②心に残った場面を出させる。 ③いくつかの場面を決める。(だいたい、はりつけらるところ、軍艦を引っ張るところ、街を歩き回るところがでる。) ④顔や手の大きさを実感させる。 ⑤顔や手の位置を決めさせて下絵を描く。 ⑥顔・手と全体をつなぐ。 ⑦服を着せる。 ⑧小人を描かせる。(一人一人の動きに意味をもたせる) ⑨風景を入れる。 ⑩ペン入れ ⑪着色する。 ⑫様々な技法を使わせ、雰囲気を出させる。 すべて酒井式描画指導法で学んだことだ。 自分には一人一人別々の題材で描かせ、それらのすべての水準を高める絵の指導技術はない。 そのかわり、低いレベルでも全員に同じぐらいの絵を描かせる。 それがスタンスだ。 文化祭ではうちのクラスの子の絵が金賞だった。 平均を目指しても、中に突出した子も出てくるのでそれも良し。 今、同じテーマを設定して版画の指導に入っている。 次の作品も楽しみだ。
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